高校生に政治を身近に感じてもらう議会体験会が11日、愛媛県議会議事堂であり、愛媛大付属高校2年生118人が議員になりきって議長選や議案採決に挑んだ。
 夏の参院選から「18歳選挙権」が適用される見通しで、高校が開催を要望。県議会事務局によると、高校生による議会体験会は初めてという。
 議員役の生徒22人は実際の投票箱を使って議長を選出。知事役の生徒は、平日に1日だけ実施している高校の文化祭を土日開催とし、日曜は一般開放するという議案を提出した。
 「駐車場や駐輪場の問題があり、多くの人で混乱を招く恐れがある」と反対の意見が上がったのに対し、「一般開放によりやりがいを感じられる」との賛成討論があり、採決の結果、賛成多数で可決された。